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法人口座開設を断られる理由とは?審査落ちを防ぐ対策とおすすめの銀行3選

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法人口座を開設しようと考えたものの、「断られたらどうしよう」「審査に落ちるのではないか」などの不安を抱えている人もいるでしょう。近年では、審査が厳しくなっているとの声もあり、諦めて個人口座を使っている人もいます。

一方で、法人口座がないと、社会的信用の低下や取引の拒否など事業運営に支障をきたす場合があります。そのため、口座開設が断られる理由を把握し、銀行側の視点に立った適切な準備が必要です。

本記事では、法人口座開設を断られる理由や背景、審査通過率を上げるための具体的な対策を解説します。また、法人口座開設におすすめの銀行も紹介しますので、スムーズな口座開設に向けて参考にしてください。

目次
  1. 法人口座開設が断られる背景
  2. 法人口座開設を断られる主な理由
  3. 審査落ちを防ぐ!法人口座開設の通過率を高める対策
  4. 法人口座開設におすすめの銀行3選
  5. 法人口座開設を断られた際によくある質問
  6. まとめ|法人口座開設を断られないよう入念に準備しよう

法人口座開設が断られる背景

法人口座の審査が厳格化している背景について、2つの視点で見ていきましょう。

法人口座を悪用した特殊詐欺・犯罪の防止

銀行が審査を厳格化しているのは、法人口座が特殊詐欺などの犯罪に悪用されるのを防ぐためです。犯罪グループは実体のない法人を作り、その口座を犯罪収益の洗浄(マネーロンダリング)に利用する傾向があるからです。

実際に、架空の事業内容で口座を開設し、振り込め詐欺の振込先に悪用されるケースが多発しました。そのため金融庁は各金融機関に対し、口座開設時の本人確認や事業実態の確認を徹底するよう求めています。

このような犯罪対策の流れを受け、銀行は「怪しい口座を一切作らせない」という姿勢を強めています。健全な企業であっても、事業実態が証明できない場合は、犯罪リスクを懸念されて審査を通過できません。

会社の廃業・倒産のリスク

銀行は犯罪防止だけでなく、企業の継続性をチェックしています。設立間もない会社は廃業率が高く、短期間で活動を停止した口座が放置されると、銀行にとって管理コストの増大につながるからです。

ペーパーカンパニーや休眠口座が残ってしまうと、それが後に売買されて犯罪に再利用されるリスクもあります。そのため銀行側は、長期的に安定して取引を継続できる見込みがある会社かどうかを慎重に判断します。

資本金が極端に少ない場合や事業計画が曖昧な場合、銀行は「早期に倒産するリスクがある」とみなしかねません。経営実態や将来性を書類で証明できなければ、事業の継続性が疑われ、審査落ちの原因となります。

▼法人口座を作りやすい銀行について、詳しく知りたい方はこちら

法人口座を作りやすい銀行5選!メガバンクからネット銀行まで紹介法人口座を作りやすい銀行5選!メガバンクからネット銀行まで紹介

法人口座開設を断られる主な理由

銀行に法人口座の開設を断られる主な理由について、「事業実態」「資本金」「所在地」「代表者」の4つの視点で解説します。

【事業実態】事業内容が不明瞭・実績が証明できない

銀行が重視する点に、「その会社が本当に事業を行っているか」という実態が挙げられます。法人の活動内容が不透明な場合、収益の出所が不明なため、不正利用を疑われる可能性が高まります。

具体的には、登記簿の事業目的が多すぎたり、ウェブサイトやパンフレットがないと審査は厳しくなります。また、起業直後で売上実績や契約書、発注書などの証明書類が一切ない場合も、実態がないと判断されかねません。

どのようなビジネスモデルで誰と取引を行うのかを、客観的な資料で示すことが必要です。誰が見ても納得できる具体的な事業計画や、準備状況を証明する書類を揃えることが審査通過の第一歩となります。

【資本金】金額が極端に少なく、事業継続性に疑問がある

資本金が極端に少ない場合、事業の継続性に疑問を持たれ、審査に落ちるケースがあります。会社法では資本金1円から設立可能ですが、銀行の審査基準では「事業を支える原資」として一定の額が必要です。

資本金が少なすぎると、当面の運転資金が不足しているとみなされ、早期の債務超過や廃業のリスクが懸念されます。例えば、10万円以下の少額だと「事業への本気度」が低いと判断され、審査では不利に働きます。

業種にもよりますが、一般的には数ヶ月分の固定費をカバーできる程度の資本金を準備するのが望ましいです。安定した財務基盤を示すことで、銀行からの信頼を得やすくなり、スムーズな開設につながります。

【所在地】バーチャルオフィスや居住用マンションで実態が掴めない

本店所在地がバーチャルオフィスや居住用マンションであることも、審査が厳しくなる要因のひとつです。物理的なオフィススペースがない場所は、実態が掴みづらく犯罪に悪用されやすいと警戒されかねません。

特に、一箇所に多数の法人が登記されている住所は注意が必要です。郵便物の受け取りのみで実態が伴わないと判断されると、確認のために現地調査が行われたり、追加の賃貸借契約書の提出を求められる場合もあります。

バーチャルオフィスを利用する場合は、なぜそこを選んだのか合理的な理由を説明し、事業実態を補完する資料を用意しましょう。事務所の写真や電気・ガスの検針票など、活動を証明する裏付けが審査を左右します。

【代表者】過去の経歴や個人の信用情報に懸念がある

会社の審査であっても、代表者個人の資質や信用情報は重要な判断基準です。代表者に金融事故の履歴(ブラックリスト)がある場合や、過去に不審な法人運営に関わっていた場合は、審査通過が難しくなります。

また、代表者の職務経歴とこれから始める事業に関連性がない場合も、成功の蓋然性が低いとみなされます。例えば、全くの未経験分野での起業は、事業の将来性を疑われやすく慎重な判断を下されがちです。

審査では代表者の身元確認が徹底されるため、誠実な対応と専門性の証明が求められます。自身の経歴を正直に伝え、過去の実績が現在の事業にどう活かされるかを論理的に説明できる準備をしておきましょう。

審査落ちを防ぐ!法人口座開設の通過率を高める対策

法人口座の審査に通るためには、銀行が抱く「犯罪リスク」や「事業の不透明さ」を払拭する準備が必要です。ここでは審査通過率を高める対策についてまとめます。

事業内容を具体的に示す「事業計画書」を準備する

銀行に事業の実態を正しく理解してもらうために、詳細な事業計画書の提出が有効です。登記簿上の「事業目的」だけでは伝わりきらない、具体的な収益構造や取引ルートを明文化し、事業の透明性をアピールしましょう。

銀行は「誰から仕入れ、誰に売るのか」というお金の流れを知りたがっています。具体的な取引先候補との契約書案や、売上シミュレーションを添えることで、事業の実現性と継続性を客観的な数字で証明できます。

法人設立直後で実績がないからこそ、将来の展望を具体的に示す姿勢が必要です。専門用語を避け、第三者である銀行担当者が一読して内容を理解できるように仕上げることが、審査通過を引き寄せる鍵となります。

会社の公式サイト(HP)を整備し、透明性を高める

審査のハードルを下げるためには、会社の公式ウェブサイトを公開し、外部から情報を確認できる状態にしましょう。HPがない法人は実態の確認が難しく、それだけで口座開設を断られる確率が高まりかねません

銀行員は審査の過程で社名を検索し、代表者の経歴やサービスの詳細をチェックします。ドメインを取得し、会社概要、所在地、事業内容が整理されたサイトがあれば、実在する会社である証明が可能です。

サイトの作り込みは「事業への本気度」をアピールする材料となります。SNSの運用状況やメディア掲載実績などもあれば併記し、多角的に自社の信頼性を担保すれば、審査担当者が抱く不安を払拭できるでしょう。

必要書類の不備をゼロにし、追加資料も積極的に提出する

審査通過率を上げるには、指定された書類に不備がないことはもちろん、補足資料を自ら提案する姿勢が大切です。形式的な提出に留まらず、銀行が判断に迷うポイントをあらかじめ先回りしましょう。

例えば、代表者の前職での実績を示すポートフォリオや、事務所の内部・外観の写真は、事業実態を補完する資料です。任意提出の資料が多いほど、銀行側の確認作業がスムーズに進み、心証も良くなります。

提出書類の正確性は、代表者の事務能力や誠実さを測る指標にもなります。誤字脱字や漏れを排除し、整合性の取れた書類を揃えることで、銀行との長期的な信頼関係を築くための第一歩を踏み出せるでしょう。

▼法人口座開設に必要な書類について、詳しく知りたい方はこちら

法人口座開設に必要な書類とは?取得方法や口座開設の流れを解説法人口座開設に必要な書類とは?取得方法や口座開設の流れを解説

創業支援に積極的な銀行や、身の丈に合った金融機関を選ぶ

自身の会社の規模やフェーズに合わせ、審査の傾向が自社に合致する金融機関を選びましょう。最初からメガバンク一択にするのではなく、新設法人を歓迎している窓口を狙うのが賢明な判断です。

ネット銀行は手続きがオンラインで完結し、独自の基準を持つため新設法人でも通りやすい傾向にあります。一方で地方銀行や信用金庫は地域経済の活性化を目的としており、創業支援に注力しているケースが多いです。

銀行ごとに「どのような客層を求めているか」というターゲットは異なります。各行のサイトで創業支援プログラムの有無を確認し、自社の事業規模を歓迎してくれる銀行への申し込みが、審査落ちのリスクを抑えます。

税理士の紹介や、既存の個人取引がある銀行を活用する

全くの新規で申し込むよりも、既存の信頼関係を介したルートを利用する方が、審査のハードルが下がる場合があります。特に、専門家からの紹介や過去の個人取引実績は、銀行にとって身元を保証する安心材料となるからです。

顧問税理士がいれば、提携している銀行担当者を紹介してもらうルートが確実です。また、自身の個人口座で長年の給与受取や住宅ローンの利用実績がある銀行なら、人物像が把握されており審査で有利に働きます。

銀行は「素性の分からない相手」を警戒します。専門家や過去の履歴という「お墨付き」を活用しましょう。こうしたコネクションを駆使して心理的な障壁を低くすることが、確実な口座開設につながります。

法人口座開設におすすめの銀行3選

法人口座開設に悩む方へ向けて、新設法人でも審査に通りやすく、かつ利便性の高い銀行を3つまとめました。

GMOあおぞらネット銀行|最短即日開設と低コストな手数料

口座維持費用無料
振込手数料(同行宛)無料
振込手数料(他行宛)通常143円(税込)
会員プランで129円(税込)
ATM利用手数料110円(税込)
インターネットバンキング手数料無料
初期費用(口座開設時)無料

GMOあおぞらネット銀行は、最短即日で口座開設が可能なスピード感が魅力です。オンラインで手続きが完結するため、登記直後の忙しい時期でも手間をかけずに申し込める点が高く支持されています。

振込手数料が業界最安水準に設定されており、ビジネスデビットカードの還元率も最大1.5%と高水準です。固定費を効率よく抑えたい新設法人にとって、コストパフォーマンスの面で優れた選択肢となります。

とにかく早く口座を作りたい方や、ネットショップなど決済回数が多いビジネスを行う方におすすめです。創業期の会社に対する審査も比較的柔軟な傾向にあり、最初の一行目として検討すべき金融機関と言えるでしょう。

三井住友銀行「Trunk」|メガバンクの信用と低コストを両立

Trunkのトップページ
口座維持費用無料
振込手数料(同行宛)無料
振込手数料(他行宛)一律145円(税込)
ATM利用手数料無料~330円(税込)
※ATMによって異なる
インターネットバンキング手数料無料
初期費用(口座開設時)無料

三井住友銀行の「Trunk」は、メガバンクの信頼性とオンラインの利便性を両立したサービスです。大企業との取引や将来的な融資を見据え、初期段階から高いブランド力を確保したい法人に適した選択肢です。

従来はハードルが高かったメガバンクの口座ですが、Trunkならスタートアップ向けの支援プログラムが充実しています。WEB上で完結する機能が多く、窓口に出向く負担を軽減できる点も強みです。

取引先からの信頼を第一に考える方や、将来の事業拡大を見据えてメガバンクと接点を持ちたい方におすすめです。ステータスと実用性の双方を重視し、長期的なパートナーを求める法人にとって有力な候補となります。

▼三井住友銀行「Trunk」について、詳しく知りたい方はこちら

三井住友銀行の法人口座「Trunk」とは?特徴やメリット・注意点などを徹底解説三井住友銀行の法人口座「Trunk」とは?特徴やメリット・注意点などを徹底解説

住信SBIネット銀行|高い利便性とDX支援サービスが充実

住信SBIネット銀行トップページ
口座維持費用無料
振込手数料(同行宛)無料
振込手数料(他行宛)145円(税込)
振込優遇プログラムで振込件数に応じて最安130円(税込)
ATM利用手数料無料~330円(税込)
※ATMや利用回数によって異なる
インターネットバンキング手数料無料
初期費用(口座開設時)無料

住信SBIネット銀行は、使い勝手の良いネットバンキング機能とDX支援サービスが揃っています。API連携など外部サービスとの親和性が高く、バックオフィス業務を効率化したい法人に高い人気を誇ります。

社会的な知名度が高く、ネット銀行でありながら安定した信頼性を兼ね備えているのが特徴です。審査においては事業の透明性が重視されますが、明確な事業計画やHPがあれば、スムーズに開設できる可能性が高いでしょう。

効率的な資産管理を求める方や、アプリで振込承認を完結させたい多忙な経営者におすすめです。SBI証券などグループサービスとの連携もスムーズなため、法人としての資産運用を視野に入れている方にもぴったりです。

法人口座開設を断られた際によくある質問

法人口座の開設を断られてしまうと、その後の対応に迷う方が多いはずです。ここでは、法人口座開設を断られた際の疑問についてまとめます。

一度審査に落ちた銀行に、すぐに再申し込みはできますか?

原則として、同じ銀行への即時の再申し込みは避けるべきです。審査落ち直後では状況が変わっていないと判断され、再度断られる可能性が高いためです。

もし再挑戦を検討するなら、資本金を増資したり実体のあるオフィスを構えたりするなど、断られた要因を解消してから臨みましょう。状況に変化がないまま何度も申し込むと、逆に信頼を損なう恐れもあります。

銀行から審査落ちの具体的な理由を教えてもらうことは可能ですか?

残念ながら、銀行が審査に落ちた具体的な理由を開示することは原則としてありません。銀行は審査基準や不合格の要因を社外秘として管理しており、個別の問い合わせにも「総合的な判断」として開示を拒否するのが通常です。

そのため、自身の状況から「何が原因だったのか」を推測し、自力で改善する必要があります。書類の不備はなかったか、事業実態が伝わりにくい構成ではなかったか、客観的に振り返ることが次の成功へつながります。

法人口座が作れない間、個人口座をビジネス用に使っても大丈夫ですか?

創業直後であれば一時的な代用は仕方がないものの、長期間の使用はおすすめしません。個人口座をビジネスに流用し続けると、私的な支出と事業資金の区別が曖昧になり、税務調査の際に指摘を受けるリスクが高まるからです。

また、取引先によっては「法人名義の口座」を契約の条件としている企業もあり、個人名義では社会的信用が得られず取引を断られる場合もあります。事業の健全性を示すためにも、早期の法人口座開設を目指しましょう。

まとめ|法人口座開設を断られないよう入念に準備しよう

法人口座の開設は、近年の審査厳格化もあり、特に新設法人にとって高いハードルとなっています。しかし、審査落ちの背景には必ず明確な理由があり、銀行が懸念する不透明さを解消すれば開設可能です。

通過率を高めるためには、具体的な事業計画書や公式サイトの整備など、入念な事前準備が不可欠です。自社のフェーズに合わせ、GMOあおぞらネット銀行など、創業期に理解のある銀行を選択しましょう。

たとえ一度断られたとしても、対策を講じて再挑戦することは十分に可能です。本記事の内容を参考に、ビジネスの基盤となる法人口座を確保し、社会的信用を築きながら事業を成長させていきましょう。

監修者
中島 正雄

精密部品メーカーの研究開発職、SIerのシステムエンジニア・プログラマーを経て独立。
速読スクールやパーソナルトレーニングジムの運営ののち、ライター業に携わる。
FUKUROUではディレクター・ライターとして参画。
その他、SEO記事やWebメディアのコラム記事、取材記事など多数に関わる。

奥村 恒太 監修者
奥村 恒太

新卒で大手証券会社に就職の後、広告代理店に転職。金融・広告に関する実務経験を経て、2020年にOnebox株式会社を共同創業。
会社・個人で10枚以上のクレジットカードを保有し、ポイ活に励む。簿記2級・TOEIC985点

FUKUROU 編集部
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